臨時国会開会!でも臨時国会ってなんやねーん!〜今回は何が議論されるの?そもそも臨時国会とは?〜気になるトコロ、さらっとちゃらっとEasy解説!

ハローベイベー!
こんにちは杉森です!
さてみなさん、8月上旬より始まったリオオリンピック・パラリンピックによるお祭り気分もひと段落し、またいつもの日常が戻ってきましたね。
だがしかーし!
これからまた日本がアツくなるシーズンがやってくるのです!
そ・れ・が!
臨時国会の開催です!オーイエー!!!
はい、ということで、Suwila!!は今回より臨時国会の解説に力を入れていきます!
でも、国会っていうと、
「なんか国会とか難しそう!」
「たまにテレビで中継やってるけど、あんなんジジババしか見てないんちゃうん?」
「国会議員って、変に難しい日本語使いたがるから、何言ってんのかわからん!」
とお思いの方を多いと思います。それは間違いない!
確かに、議論されている内容がわからなければ、国会なんて子守唄にもなりません。ただの雑音です。
でも、逆に話している内容さえわかれば、国会って面白いんですよ!
なぜなら、国会で話し合われていることは「日本の最先端のことだから」です。
国会で話合われたことが法律となり、それが政府によって運用されることで国は成り立っています。
ですので、国会を見ていれば国の方針がわかり、国の方針がわかればその国の未来が予想できるのですね。
ただ、国会で話されていることがリアルタイムで私たちの生活に反映されるわけではありません。国会で話合って、法律作って、実際に施行されて私たちの生活に反映されるのって、1、2年(もしくはもっと)はかかるんですよね。
なので、実際に国会で議論されている内容を見たって、イマイチ実感がわかない部分もあると思います。
でも、でもですよ。
「国会で議論されていることが、私生活で実感できるのには1、2年はかかる」ということは、逆に言えば「1、2年先のことが予測できる」ってことです。
未来のことが予測できる、ってカッコよくないですか?笑
もちろん、先を読むことはビジネスチャンスにも繋がりますよね!
ということで、そんな国会を観るための解説していきます!
観る、といっても国会なんてド平日の日中にしているものを誰が観るねん!となりそうなんで、国会のニュースを観るための解説、としときましょう!
前置き長くなりましたが、レッツビギン!
第192回臨時国会を解説!
てか臨時国会ってなに?
基本的に年二回ある、国会が開いている期間の一つです。
実は国会って、一年中開いていて会議しているわけではないんですね。
基本的に、毎年1月頃〜6月頃に「通常国会」、10月頃〜11月頃に「臨時国会」を開き、その会期中にだけ国会議員が国会議事堂に集まり、話し合いをします。
「臨時国会」という名前を見れば、緊急に集められた集会のようなイメージがありますが、決してそんなことはなく、ほぼ毎年行われている定期的な国会です!
で、今回の臨時国会は、通常国会等を含め通算192回目の国会なので、「第192回臨時国会」というわけです!
今回の臨時国会では、なにが話し合われるの?
補正予算・TPP・憲法改正が主題に。
臨時国会で何のテーマが話し合われるかという点は蓋を開けてみないとわからないのですが、おそらく「補正予算・TPP・憲法改正」の3つのテーマがメインになります。
では、1個づつ簡単にどのようなものかを見ていきましょう!
補正予算の審議
日本政府のカレンダーは4月始まりのため、毎年の予算は、毎年1月から始まる通常国会にてその年の4月からの年度の予算が決まります。
でも、どうしても途中で、「やばい!お金足らん!」ってなっちゃう時があるんですね。そんな時は補正予算の出番です。
具体的には、政府が「この政策を実行する分、いくら足りないから、足りない分をこの様に補填します」という案をつくって、今回の臨時国会にて、それを国会に認めてもらう、というのが補正予算の審議です。
ちなみに今回の臨時国会は、「あのー、アベノミクスやら復興・防災やらで4兆円くらい足りなくなったから、予算増やしていい?この4兆円のうち1.3兆円くらいはなんやかんやで用意できるけど、2.7兆円くらいはどうしても足らんから借金するね!」って感じのことを国会で認めてもらうために行います。
国の予算であったり、今回の補正予算案に関しては、また改めて詳しく解説いたしますね!
TPPの審議
さて、次は皆様おなじみTPPです。
TPPは、他国と結ぶ条約です。
日本が他国と条約を結んで実行するには、「政府の意思」と「国会の承認」が必要なんですが、TPPに関して政府は「よっしゃー!やるでー!」と今年2月にすでに契約書にサインをしているのですが、国会の承認はまだ得られてないのですね。
というのも自民党は、TPPに関しては長らく野党の反対はありましたが、今年1月から始まった通常国会で、野党と歩み寄りつつは国会の承認を取り付ける予定だったのですが、甘利さんの汚職騒動や熊本地震などの想定外の騒動があったので、政府が次回の国会に先送りした、ということで、今回の臨時国会にて話し合いが行われます。
このTPPに関しても、後日解説致します!
憲法改正
先の今年7月の参議院選挙でも大きな争点となった憲法改正。
こちらの記事などでも解説しましたように、憲法を改正するには、まずは衆議院・参議院ともに出席議員の2/3以上の賛成が必要になります。
で、今までは憲法を改正したいチーム(自民・公明・維新・日本のこころなど)は衆議院では2/3以上の議席を取っていましたが、参議院では取っていませんでした。
しかし、先の7月の参議院選挙では自民党が大勝し、念願の2/3以上を獲得しました。
今回の臨時国会での優先順位は、補正予算やTPPよりは低いものの、憲法改正は自民党の長年の夢です。
特に、安倍総理の憲法改正に対しての思いは強いとも言われてますね。
よって、憲法改正派が2/3以上取った参議院選挙後、初の討論の場ということでこの憲法改正に関しても今回の臨時国会では大きな議題となるのではないでしょうか。
というようなことが今回の臨時国会で議論されるメインテーマとなっています!
ということで、次回からは予算やTPPなどの基礎的な解説から、その日の国会の内容に至るまで、今回の臨時国会関連の解説に入っていこうと思います!
それでは今回はここまで!
また次回お会いしましょう!チャオ!