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    徹底解説!シリア騒乱③〜シリアに介入する各国の思惑を解説!〜気になるところ、さらっとちゃらっとわかりやすく解説!

    シリア1-01

    ハローベイベー!こんにちは杉森です!

     

    さて、今回はシリア騒乱シリーズ第3回目!

    第1回はシリア騒乱を理解する為の基礎知識、第2回はシリア騒乱の経緯に関してお話しました。

     

    そして、第2回では「アメリカやロシアなど、様々な外国が介入することによってこの問題は複雑になってきている」とお話しましたね!

    そこで今回は、「なぜ、他の国はシリアに介入するのだろうか?」という部分を見ていきましょう!

     

    それでは、レッツビギン!

     

    世界がシリア騒乱に介入する理由

    さて、本題に入る前にまずはシリアの状況を振り返ってみましょう。

    シリアの現状-01

    こんな感じですね。

    最初は、市民による政府へのデモでしたが、他国の介入によって両者の戦力が拡大し、今や戦火は全国へと広まりました。

    この図のように、政府側にはロシアや、イランやイラクなどのシーア派政府の国がつき、一方の反対体側には欧米諸国スンニ派のアラブ諸国トルコなどがついています。

     

    ということで、今回はシリアに介入している国の中でも、影響力が高いロシア・イラン・アメリカの計3ヵ国がシリアに介入する理由を見ていきましょう!

     

    ロシアがシリアに介入する理由

    まずはロシア!ロシアはシリア政府軍側の一番の協力者でもあると同時に、中東では数少ないロシアの友達なのですね。そう、数少ない友達なのです。

    ※ロシアのプーチン大統領とシリアのアサド大統領

    なぜロシアは中東に友達が少ないのでしょうか?それは、アメリカとの冷戦時代(1950年〜1990年頃)にアメリカが先に色んな国と仲良くなっちゃったからなんです。アメリカは中東の石油にいち早く目をつけ、サウジアラビアなどの石油が出る国をメインに、中東の国々たちを味方に引き込んだのですね。

     

    そんな状況のもと、シリアのアサド政権が反体制派に倒されるとどうなるでしょうか?反体制派はアメリカが支援しているので、間違いなく親米の政府ができちゃいますよね。するとどうでしょう。現在では中東でロシアと仲が良い国といえば、シリア・イラク・イランくらいしか無いのです。

    これらの数少ない仲良し政府がこれ以上減ってしまうと、ロシアは中東に対して今以上にプレゼンス(影響力)を発揮できなくなっちゃいます。それはなんとしてでも避けたいシリアは、必死になって政府軍を支援しています。

     

    イランがシリアに介入する理由

    ロシアがシリアに介入する理由が「アメリカ」と非常に強い関係があるように、イランがシリアに介入する理由は「サウジアラビア」と大いに関係があります。

     

    Kurious / Pixabay

    イランって、サウジアラビアとスーパーウルトラ仲が悪いのですね。正直、この2国の仲の悪さは世界トップクラスです。日中関係、日韓関係なんて目じゃないです。

    なぜそんなに仲が悪いのでしょうか?ちょっと大袈裟に言ってみると、サウジからするとイランは「脅威」で、イランからするとサウジは「邪魔」なのです。

     

    これを両国の主要産業である原油(石油)に当てはめてみてみると、サウジは欧米と密な関係を築き、世界での石油シェアを順調に伸ばし、今や石油輸出量世界ナンバー1の国です。そして石油で儲けたお金で軍事に力を入れ、軍事費でみるとアメリカ、中国に次ぐ世界第3位の超軍事国家でもあります。

    一方のイランですが、イランにもサウジと同じように非常に多くの石油が埋まっているのですが、「核兵器を作っている」という疑いから、欧米諸国から経済制裁を受けており、それらの国への原油輸出が制限されていました。

     

    しかし、2015年夏に事態は大きく急変します。イランが欧米諸国と「核産業を縮小します!」という約束をしたのですね。いわゆる「核合意」ってやつです。そしてそれにより、イランの経済制裁が解除される流れになり、イランの原油輸出量も拡大される見通しとなっています。

    するとどうでしょうか。今まで世界の原油輸出シェアで大きな割合を占めていたサウジアラビアからすると、イランの原油輸出拡大はまぎれもなく「脅威」であり、イランからすると現在の原油シェアを大きく占めるサウジは「邪魔」な存在になります。

     

    そんな犬猿の関係である2国とシリアの関係を見ていきましょう。

    まず、現在のアサド政権はイランと非常に仲が良いです。一方、シリア政府と争っている反体制派は、サウジアラビアと同じスンニ派のイスラム教徒が多くしめております。

    もし、スンニ派の反体制派がアサド政権を倒せば、親サウジアラビアのスンニ派政権が樹立されます。そうなれば、イランにとっては数少ない友達(中東の国は圧倒的にスンニ派の国が多いので、シーア派国家であるイランの友達は少ない)が「邪魔な存在」であるサウジに取られることになっちゃいますよね。そうなると、経済制裁が解除されて、国を大きくするのはこれからだ!と思っているイランにとっては都合が悪い、ということでイランはアサド政権を守り続けています。

     

    アメリカがシリアに介入する理由

    アメリカからすると、上記のロシアの部分でお話した「アサド政権を倒し、反体制派による親米政府を作る」という目標があり、早々からアサド政権に言葉はメディアによる「口撃」をしてきました。その後、反体制派に非軍事の支援などを行いますが、実は軍事的な支援(軍隊派遣や武器支援)は非常に消極的だったのですね。そんなアメリカでも、今回は介入せざるを得ない出来事が起こりました。それは「化学兵器」です。

    2013年に、「アサド政権が化学兵器を使った」というニュースが世界に流れました。化学兵器とは簡単にいえば毒ガスのことで、実は「化学兵器は、いくら戦争でも使わんとこう!危なすぎるから!」ってゆうルールが世界にあるのですね。(じゃあ爆弾はいいのかよっ!ってなりますが・・・)

    で、そんな化学兵器をシリアが使ったとされることは、それはさすがにアメリカにとっちゃスルーできないのです。だってスルーすると世界の警察であるアメリカが、「化学兵器の使用を認めた」ことになっちゃいます。これじゃ他の国も「別に化学兵器使っても、アメリカさんになんも言われへんらしいよ!じゃあもう使っちゃおう!」ってなっちゃいます。

    この政府軍の化学兵器使用疑惑を境に、アメリカの介入度も大きくなっていきました。

     

     

     

    と、このようにシリアへの介入には各国様々な目的があるのですね。

     

    そして、このような目的のもと、様々な国がシリアに介入することによって戦火がシリア全土に広まったことは紛れもない事実です。

     

    では、そんなシリア騒乱の一番の被害者って誰なのでしょうか?

     

     

     

    私は、シリア国民だと思っています。

     

     

    様々な国が、様々な都合で落とした爆弾によって家を失ったシリア国民。

    様々な国による支援で手に入れた銃によって命を奪われたシリア国民。

     

    現に、このシリア騒乱により多数の市民が命を落としています。

    このシリア騒乱で、国民の50%以上が自らの住む家を失っています。

     

    とゆうことで、次回はこの「シリア騒乱とシリア国民」という部分にフォーカスを絞ってみていきたいと思います!

     

    それではまた次回お会いしましょう!チャオ!


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