【口語訳有り!】自民党の日本国憲法草案とは? ちゃらっとさらっとイージー解説!!

ハローベイベー!
こんにちは杉森です!
さてみなさん、参議院総選挙も近づいてくるにつれて、話題になっているものがあります。
それは・・・・「自民党の憲法草案」でございます!
今回はこの自民党の憲法草案について解説していきましょう!!
それでは、レッツビギン!
そもそも憲法草案って?
こちらの記事でもお話ししましたように、憲法改正は今回の2016年の参議院選挙のうちの一つですね!
そして、「憲法を変えたい!」と思っている政党は、「こんな感じで変えますよー!」というゆうに、憲法改正の草案を出している政党もあります。
今回の選挙で言うと、憲法改正賛成政党は、
・ 自民党
・ おおさか維新の会
・ 日本のこころを大切にする党
・ 公明党
の4つです。
その中で、上3つの政党は、それぞれの政党で憲法草案を作って公表しているのですね。
ただ、やっぱり一番気になるのは、現在の最大政党である自民党の案ですよね。今回の選挙で憲法改正派が2/3以上を占め、憲法改正するとすれば、やっぱり最大政党の自民党のアイデアが一番反映されますので。
てことで、今回はこの自民党の憲法草案を、見ていきましょーう!
でもなんか、憲法って堅苦しそうで読みにくい・・・
そうなんですよねー・・・・やっぱり、いざ憲法を読もう!と思っても、堅苦しい文章や政治用語にあまり慣れていない方だと、ちょっと読みにくいんですよね・・・・
とゆうことで!!!!
心配ご無用!!!!
私杉森、この自民党の憲法草案、(ちょっと軽めのノリで)口語訳致しました!オーイエー!!!!
30分もあれば全部読めると思いますので、一度通してお読み頂くことをお勧めします!
↓こちらよりご覧ください!
◆自民党の憲法草案(杉森訳バージョン)◆
では、早速中身を見ていきましょう!!!!
自民党の憲法草案ってどんなもの?
てか自民党、こんなんいつの間に発表したの?
実はこれ、2012年4月に自民党が作ったものなんです。
ってことは、もう4年前なんですね!
4年も前に作られたんですが、実際世間にはあんまり知られてないんですね。
どの部分が変わったの?大きく変わった点は3つ!
全体的な構成は現行の日本国憲法とか変わっておりませんが、大きく変わった点ももちろんあります。それが下記2点です!
ババン!
このように、第9条(第2章)と第98〜99条(第9章)が大きく変わっるんですね!
この草案の内容ですが、正直この部分だけ切り取ってみると、かなり自民党が悪者みたいにみえてしまいますね・・・ちょっと悪意のある切り取りかたかもしれません。笑
で、憲法改正に関係する論争は、主にこの部分を中心に起きています。
てなわけで、この第9条と第98〜99条の詳しい内容を見ていきましょう!
第9条について
ついに日本も軍隊をもつ!?
ではまず、この部分の現行憲法と憲法草案を比較してみましょう!
こちらをご覧ください!
と、比較するとこんな感じです。
内容的には、現行の憲法9条では、「絶対に戦争しないし、戦力も持たない!」と言ってますが、
自民党草案では、「戦争はしないけども、戦力は持つよ!で、その戦力は自国防衛と国際協力にだけ使います!」と言っていますね。
ここでのポイントは3つ!
ではここでの杉森的ポイントをご紹介します!合計3つです!
【① 自衛隊が国防軍に。トップは総理大臣】
現在の日本には、自衛隊があります。憲法では戦力の保持を認めてはないのに、そもそも自衛隊って憲法違反してないの?って突っ込みたくなりますよね?
ここが非常にグレーゾーンなんですね。一応、最高裁判所も砂川判決という裁判にて「自衛権を認める」判決は下したものの、「自衛隊を認める」といったことは一度もないんですね。なので、今現在の憲法のプロである憲法学者さんでも、「自衛隊は違憲だ!」という人も少なくないです。
だけども、今更自衛隊を解散させるわけにもいかないんで、非常になあなあな感じで数十年間ほったらかしてたんですね、この問題を。
なんで、いっそのことここで「国防軍」として憲法にちゃんと記載しようぜ!って流れですね。
で、国防軍のトップが総理大臣、ということですね。
【② 国防軍が動くには、国会の承認が必要】
軍隊が出来たからといって、軍隊の好きなようにはもちろんさせません!てことですね。
「国民が選んだ国会議員たちが作った法律や、国会の承認のもとに軍隊を動かす」ことで、民主主義の筋が通るようなシステムにしています!
【③ 世界平和のための国際的な活動ができる】
これは、昨年から揉めに揉めている集団的自衛権に関することですね。
これを憲法に記載することで、国防軍の集団的自衛権による活動を合憲化させる狙いです。
ですので、集団的自衛権の行使に反対している野党側の方々は、この部分をよく突っ込んでおられますね!
とゆうか、安保法案の時はあれだけ集団的自衛権で揉めに揉めたのに、この草案のこの部分があまり話題になっていないのが不思議で仕方がないです。
自民党の戦略でしょうか?
という部分が憲法第9条に関わる部分でした!!
では次は、第98条〜99条を見ていきましょう!
第98〜99条について
新しく新設された箇所
この部分は、現行の憲法では全く記載がなく、草案で新しくつくられた部分です!
で、何を隠そうこの部分が揉めに揉めちゃってるんですね・・・・
ここでは緊急事態時での対処が書いてあります!早速内容を見ていきましょう!どん!
となっております。
簡単にいうと、
「日本がピンチの時は、色々話し合ってる時間がないから、一時的に内閣に独裁的な権力を与えます!でも独裁的な力って言っても、一応国会には事後でも承認はいるし、基本的人権はもちろん守るよ!」
って感じです。
これは結構パンチの効いた内容になっていますね!
もちろん、テロや災害などが起きた時は、スピード感がある対応は非常に大切になります。実際、東日本大震災の時は、当時政権を担っていた民主党の対応が後手後手になり、大きな批判も浴びました。なので、内閣に大きな力を与えて、内閣の力を信じ、スピード感溢れる対応を取ることはめちゃくちゃ大切です。
しかし、この先どんな人が内閣のトップ、すなわち総理になるかは誰もわかりません。
世界を見ても、フィリピンの新大統領ドゥテルテさんや、アメリカの大統領候補トランプさんのような、結構過激な政策を取ろうとする人も少なくありません。
そのような人が組む内閣で、この98条と99条を適応させるということは、少し怖い気もしなくはないですよね。
んーどうでしょう!
ということで、このような点からこの自民党の草案って、結構議論になってるんですよね!
選挙前に、一度全文を読んでみることをオススメします!
以上、今回はここまで!
それではまた別記事でお会いしましょう!チャオ!