【国会の仕組み①】衆議院と参議院の違いとは?〜てゆうかそもそもなんでふたつもあんの?気になる部分、ちゃらっとさらっとEasy解説!〜

ハローベイベー!
こんにちは杉森です!
今回は、衆議院と参議院のおはなし!
日本の政治は、「国会」と「内閣」と「裁判所」によって進められますね!(こちらの記事参照)
その中の「国会」のメインの役割を担う組織が、衆議院と参議院!
いやー!これもスーパーややこしいですよね!
もう何より名前が似すぎてる!もっと違いのある名前にしたほうが絶対わかりやすいのに!
私が総理になったら改名します!ピチピチ院とアダルト院に!絶対そのほうがわかりやすいのに!
では早速、ピチピチ院とアダルト院・・・・ではなくて衆議院と参議院の違い、見ていきましょーう!!!
衆議院と参議院の違い
てゆうかそもそも、なんで2つもあるの?
ややこしさのそもそもの元凶ですね!なぜふたつもあるのか。
その理由は、「幅広い視点」と「ダブルチェック」がキーワードです。
国会では、法律などの、国の運営の元となる様々な事柄が決められます。
そうなると、1つの視点ではなく幅広い視点でものごとを見ることが大切です。
衆議院は「現在の世論を反映しやすい」という特徴があります。
イマドキな感じってことですね。これがピチピチたる所以でございます。
一方の参議院は「ひとつのものごとを、長い目で考えられる」という特徴があります。
落ち着いた大人の風格が漂いますね。さすがアダルト!
どう違うか、という部分は後におはなしするとして、このように2つの組織で差をつけているため、
幅広い視点で話し合いができる、というのがひとつ目の特徴!
そしてもうひとつの特徴は、ダブルチェック。
これは言葉の意味そのままです。衆議院と通った案でも、もう一度参議院でみる、というように2回のチェックを通すことによって、誤りのないようにする。というのがふたつ目の特徴です。
このように、ふたつの院があることを、二院制や両院制、といいます。
では、それぞれの特徴を見ていきましょう!
じゃあ具体的になにが違うの?
具体的な違いは、上図のような感じです!
一個一個見ていきましょう!
議員定数
衆議院は480人に対し、参議院は242人です。
衆議院のほうが倍近く多いですね!
任期と解散
衆議院は任期は4年、しかも解散があるので、任期の途中でも選挙をし直す、という特徴だあります。
短スパンでメンバーが入れ替わるので、今の国民の声を反映しやすい、というメリットがありますね。
一方の参議院は、任期は6年と長め、解散もなしです。
したがって、衆議院よりも、ゆっくりしっかり落ち着いて政治に取り組めそうですね。
入れ替わり
衆議院は、一度の選挙で480人全員選挙し直すのに対して、参議院は、3年ごとに半数の121人づつ選挙を行います。
したがって、参議院のほうが議会の継続性を大切にしていると言えますね。
選挙権
これはともに18歳以上と、同じですね。
被選挙権
衆議院は25歳以上に対し、参議院は30歳以上です。
参議院のほうがちょっと大人ですね!
選挙区
衆議院のほうが細かく選挙区が分けられており、参議院のほうがざっくりとしてますね。
よって、衆議院のほうが地域的なことを、参議院は国の総意を反映しているといるでしょう。
これは、青森県=1人、茨城県=2人、北海道=3人、神奈川県=4人、東京=6人など、総数が146人になるように、各都道府県からの当選人数をあらかじめ決めてあります。
というように、
衆議院は、より「今」の声を素早く反映できるか
参議院は、よりどっしりと腰を据えて政治に取り組めるか
のような特徴がでやすいように、様々な点で差をつけています。
これが、ピチピチとアダルトの所以でございます!
そこで杉森式暗記方法!衆議院のほうが、今の声を反映させやすいですよね。「大衆」の声を反映させやすいのです。よって、そっちが衆議院。と覚えました!
衆議院と参議院の意見が食い違ったたらどうするの?ケンカ?
では、衆議院と参議院の意見がくいちがったときは、どうなるのでしょうか?
例えば、なにか新しい法律を作るとします。
衆議院では、この法律が賛成多数で可決されました。
しかし、その後の参議院では、反対多数で否決されました。
じゃあ否決か可決かどうしましょう。
この場合は、ケンカをします。
基本的には素手ですが、参議院は人数が少ないので、鉄パイプのみ使用可とされています。
というのは冗談で、この場合は、衆議院と参議院の代表者で、話し合いをします。
この話し合いを、両院協議会といいます。
しかし、基本的にこの両院協議会では、お互い譲りませんのでほとんどの場合決まりません。
するとどうなるか。もういちど衆議院に戻されます。
そこでもう一度多数決をとり、議会出席議員の2/3以上の賛成を得られると、法案成立となります。
2/3未満ですと、廃案です。
もし、1個前の段階(衆議院可決後、参議院で話合われるとき)に参議院が否決も可決もしなかったとすれば、衆議院で可決された60日後に、自動的に法案は参議院に否決されたとします。これを「みなし否決」といいます。
このように、衆議院と参議院では衆議院のほうが少し有利なシステムになっています。それを衆議院の優越といいます。
衆議院の優越って、他にもなにかあるの?
他にもあります。例えば、法案の審議(話し合い)は衆議院と参議院どちらから始めても構いませんが、国の予算を決める審議と、内閣が外国と結んだ条約を認めるか認めないかの審議(条約の批准)は、衆議院から始めないといけないことになってます。これを、衆議院の先議権といいます。
その他にも、内閣にクビ宣告をする内閣不信任案の決議は、衆議院のみで行うとなっています。
とゆうことで、衆議院は参議院よりも力を持っていることになります。
ちょっとセコいよね、とお思いの方もいらっしゃるとは思いますが、多めに見てやってください。
衆議院は、参議院よりも任期が短い上、解散の危機もあるんですからね!
最後に!衆議院議員は代議士だが、参議院議員は代議士じゃない?
代議士ってゆう呼び方、今はあんまりしないですが、年配の方でよくこの言葉を使うかたがいます。
代議士ってどういう意味でしょうか?
そう、読んで字のごとく、「一般市民の代表として、会議に参加する人」という意味です。
しかしこの代議士という言葉、衆議院の議員さんよ呼ぶ時には使えますが、参議院議員には使えないのです。
その理由は、歴史にあります。
今では衆議院と参議院の二院制ですが、戦前は「衆議院」と「貴族院」の二院制でした。
この貴族院、名前の通り「すごい血筋の人たちの院」なのです。したがって、普通の人はなかなかなれないです。
なので、「一般市民の代表」とは呼べないですね。なのでこの当時は、衆議院のみが代議士だったのです。
もちろん、今の時代は参議院議員も「一般市民の代表」であることは間違いないですが、なぜか昔のなごりから。現在も衆議院議員のみを代議士と呼ぶ風習が残っているのです!
ということで今回はここまで!
衆議院と参議院のポイントは伝わりましたでしょうか。
ピチピチとアダルトですよ!ピチピチとアダルト!
それではまた別記事でお会いしましょう!チャオ!