【今更聞けないGDP②】GNP?NDP?NNI?名目?実質?なんだそれ?〜みんなGDPの兄弟分!ちゃらっとさらっとEasy解説!〜

ハローベイベー!
こんにちは杉森です!
今回は、GDPの様に経済を測る指数である、GNP・NDP・NNIと、前記事でお話ししたGDPでも、実質GDPと名目GDPの違いがある、という点をみていきましょう!
けどもまあややこしい!ややこしすぎるね!経済3文字シリーズ!
全員GDPの兄弟分!英語にすると簡単簡単!
まずは全員フルネームで見てみましょう!
という感じです!もうお気づきですね!
そう、ここでのポイントは2つ!
①国内なのか、国民なのか
②総額なのか、純額なのか
です!
では、違いをみていきましょう!
①国内なのか、国民なのか
Domestic(国内)かNational(国民)かの違いですね。
この違いを、日本で例えましょう。
まずは、国内。これは、その国の中で稼いだお金、になります。
なので、ブルーノマーズが日本公演で稼いだお金は、日本で付加価値が生産されたことになるので、日本のGDPに加算されます。
一方、トヨタがアメリカで車を作り、車を売ったとすると、アメリカのGDPに加算されます。
次に、国民をみてみましょう。
ブルーノマーズの例でいくと、ブルーノさんはアメリカ人なので、いくら日本公演でお金を稼いだとしても、それは日本の国民総生産(GNP)には入りません。
したがって、国内の方(GDPやNDP)では、どこで付加価値が生まれたか、が重要になり、国民の方(GNPやNNP)では誰が付加価値を生んだか、が重要になります。
答えは「入らない」です。なぜでしょうか。
イチローは確かに日本人ですが、この国民経済計算(GNPやNNP)では、一年以上居住する人を国民、と考えます。
したがって、イチローは数年アメリカで生活していますので、この計算上ではアメリカ人として計算します!
②総額なのか純額なのか
それでは次に、総額(Gross)か純額(Net)をみていきましょう。
この違いは、少しマニアックです。
結論から言うと、
総額(Gross)=固定資本減耗を含む
純額(Net)=固定資本減耗を含まない
となります。
なんやねーん!こていしほんげんもーう!!!!!
ざっくり言うと、純額(Net)の方が、総額(Gross)よりも、よりリアルっぽい。
とゆうことです。
とりあえずそのように覚えていればいいと思います!固定資本減耗、ややこしいので!
例えば、ある企業が500万の機械で、100万円の価値を生み出したとします。
しかし1年間も機械を使用していれば、機械はすり減り、機械自体の価値が下がっていきます。
例えば、翌年には機械の価値が10万円下がったとすると、前年とおなじ100万円の価値を生み出したとしても、
実際は機械の消耗で10万円価値が下がっているので、実質の価値は、100万円ー10万円の90万円、ということになります。
この、機械の消耗費10万円を含むか含まないかが、総額と純額の違いになります。
とゆうのが総額(Gross)と純額(Net)の違いでございます!
最後にコレ!名目GDPと実質GDP!
とゆうことで経済を図るにあたっては、様々な指標が使われます。
ただ、その中で現代の経済で一番使うのが、GDPになります。
そしてこのGDP、ニュースの中では、実質GDPと名目GDPと、2種類のものが出てきます。
最後にコレをみていきましょう!!
名目と実質の違いってなに?
名目GDPと実質GDPの違いは、物価変動の影響を受けるか受けないかの違いです。
例えば、ある国の1年間の生産が、車を1台だけだとします。(もちろんそんなことは絶対あり得ませんよ!)
2000年は、車1台=200万円でした。
しかし、10年間で物価が2倍に急上昇し、2010年には車1台400万円になったとします。
そうすると、その国もGDPも200万円から400万円に上ることになります。
じゃあその国の経済は2倍に発展したの?
答えはNoですね。生産したのは車1台だけと変わっていないのですから。
この、ただ単に付加価値を計算しただけの数字を、名目GDPといいます。
一方、物価変動を考慮したものが、実質GDPです。
上の例だと、2010年の実質GDPは、400万÷物価2倍=200万となり、実際2000年と変わっていないことになりますね!
とゆうことで、ニュースでよく聞くGDPにも、実は2種類あったのです。
じゃあどうやって使い分けようか?
お気づきの人も多いかとは思いますが、使い分け方としては、
・今現在の国の経済力を知りたい場合は、「名目GDP」と使う。
・過去と比べ、どれだけ成長しているかを知りたい場合は、「実質GDP」と使う。
といったように、ケースによって使い分けるのが普通です。
このように、経済を測る数値は色々あり、そのなかでも実質と名目と分かれるのです。
GDPは世界共通なので、ニュースでもよく話題になります!
これをきっかけに、今まで聞き流していたニュースも、ちょっと真剣に聞いてみてはいかがでしょうか。
以上、今回はここまで!
それではまだ別記事でお会いしましょう!
チャオ!